アイフル被害対策全国会議
松山違法取立訴訟第1回口頭弁論が行なわれました。
 松山違法取立訴訟第1回口頭弁論期日が平成17年10月28日午後1時15分松山地裁31号法廷で行われ、原告が次のとおり意見陳述をしました。次回期日は12月16日午後1時15分。法廷で取立録音テープの一部が再生される予定です。
意 見 陳 述 書
平成17年10月28日
 私は、地元企業に勤める会社員で、家族は妻と高校生と中学生の子供2人と両親の6人暮らしです。住宅ローンの返済など生活費が圧迫される様になったことからアイフルに借りたのが始まりでした。利息の負担が大きかったため次第に借入額が増え、平成10年8月には200万円に達していました。それからは利息を返済するために、他の業者からお金を借りざるを得なくなり、次第に自転車操業の状態になりました。平成16年8月頃から返済が滞るようになり、督促の電話が入るようになりました。その電話は厳しく私を精神的に追い込む一番の原因でした。
 電話は毎日のように会社や自宅に掛かってきました。とくに会社には借金のことを知られたくないのに毎日のように催促の電話がありました。個人名で電話があるのですが、毎日の様にかかってくるので、何となく皆には分かっていたと思います。そんな日が何日か続いたので、後ろめたい雰囲気になり出勤するのも本当につらかったです。毎朝出勤の時間になるとこのままどこかへ行ってしまった方が楽になるとか、このまま事故で死んでしまえば保険金で妻と子供は幸せに暮らしていけるのではないかなど悪い方向にばかり考えるようになっていました。しかし、このままではいけないと思い信頼出来る上司に相談して、うちの会社では電話は取り次がない旨をアイフルなどの債権者に伝えて頂きました。会社の上司や同僚などの理解もあり何とか会社では落ち着いて働ける環境に戻りました。
 しかしアイフルの自宅への取り立ては、毎日のように家族を震えさせていきました。何回も電話がかかってくるのと、私の出勤中に突然自宅に訪問してきて妻に対し強い口調で延滞利息を支払うように要求して生活費の2万円を取り立てて帰ったことがありました。パートで収入の少ない妻から取り立てて帰るなんて、最低の生活費さえも利息として払わなければならないのでしょうか。私が家に居ても1万円しかないと伝えると親にあと足りない分を借りてでも今月分の支払いをして欲しいといわれました。年金暮らしで細々と生活している親に申し訳なくて家に帰るのがこんなに辛かったのは今までにありませんでした。
 こんな生活が続いているので昼飯も満足にとれない日が続き、どうしても生活費がない時は親に1000円借りたり、仕事でお金が必要な時は、収入の少ない妻に借りたりしました。私は、家族を守るために働いていたはずなのに、いつの間にか大事な家族に負担をかけ苦しめることになっていました。本当に情けないやら、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
 それでもアイフルの電話は、容赦なくエスカレートする一方でした。平成16年10月頃アイフルの担当の社員から明日中に1万円払ってくれと言われました。1万円なら何と払えるかもしれないと思っていたところ、その上司らしき人からまた電話がかかって来ました。毎日電話で「お金がない、支払えない」と言っているのに「今日中の3時までに必ずどんなことをしても7万円入金して連絡入れてほしい。友達や親にお金を借りてこい!」と無理な要求ばかりです。私は、もうどうすればいいのかわからず、自分を見失い生きていくのが本当に辛かったです。今でも家に電話が掛かって来たり家の呼び鈴が鳴ったりするとドキッとして腹の奥がモヤモヤとして嫌なことを思い出します。
 現在は、民事再生の申立を弁護士さんに相談しています。取り立ても止まり、やっと少し落ち着いて当時のことを振り返ることができるようになりました。
 私には、クレサラ被害者の会(たちばなの会)という相談する場所があったのと守らなければならない家族がいたからこそ今があるのだと思います。もし相談者や家族がいなければ途方に暮れどうなっていたか分かりません。一歩間違ったら私も何をしていたかも知れないです。自殺をするか、夜逃げをするか、犯罪者になっていたかもしれません。借金を返すために自殺をしたり、犯罪を犯してしまったという報道を見ますが、私はその人たちの気持ちが分かる気がします。
 TVでアイフルの楽しそうで可愛らしいCMを見るたびに気分が悪くなります。最近はCMで「ご利用は計画的に収入と支出のバランスを考えて無理のない返済計画を…」と書いています。もちろんその場しのぎで収入と支出のバランスを考えずに借りてしまった私に大きな原因があるのですが、アイフルをはじめ今のサラ金は収支のバランスを考えて貸し付けているとは思えません。
 もうこれ以上私のような被害者を増やしたくないと思い、この裁判を起こすことにしました。公正な裁判をよろしくお願いいたします。