アイフル被害対策全国会議

脳梗塞男性・不動産担保被害事件提訴(広島)

提訴日 2007年7月31日

 アイフルが、うつ状態の広島市内の女性(当時58歳)に融資をおこなう際、多発性脳梗塞により判断能力が低下していた夫(当時67歳)が所有する自宅土地・建物に担保設定をおこなった事案について、アイフルを相手に、妻は借入債務の不存在確認と慰謝料請求を、夫は連帯保証債務の不存在確認、慰謝料請求および根抵当権設定登記の抹消を求めて広島地裁に提訴しました。

 アイフルとの契約以前、夫が受けたMRI検査によれば、大脳萎縮が認められ、長谷川式痴呆診査では、自らの年齢が回答できない、検査当日の年月日を正確に答えることができない、自分がいる場所を自発的に回答できない、100から7を2回引く計算ができない、「3529」という4桁の数字を逆から言うことができない、「知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください」という質問に対しては玉ねぎ以外の野菜の名前を挙げることができないなど、30点満点中、13点の得点しかなく、知的機能の低下が認められ、痴呆の疑いが強かったものであり、契約は意思表示を欠き不成立あるいは錯誤無効である旨主張しています。

 アイフルが、夫所有の土地建物に設定された極度額640万円の根抵当権につき、後に極度額1300万円に増額変更(年利13%)した際、建物に第1順位として抵当権設定されていた住宅金融公庫の住宅ローン残債務183万円(年利5.5%)を一括で繰り上げ償還させ、同抵当権抹消登記手続きをさせたうえ、自らが1番抵当権者の地位を確保した行為は、公序良俗に反し無効であると主張をおこなっています。