アイフル被害対策全国会議

ストップ!灰色金利!ストップ!貸しすぎ!
〜アイフルのCM放送再開に断固抗議する緊急声明〜

2007(平成19)年1月23日
アイフル被害対策全国会議
代  表  弁護士 河 野   聡
事務局長  弁護士 辰 巳 裕 規

 消費者金融アイフルは、1月20日よりCM放送を再開した。民放各社は足並みを揃えたかのように同時期にCMを再開させた。

 当対策会議は、これまで再三、民放各社等に対し、アイフルのテレビCM放送を中止するよう要請してきたが、自主的にCM放送を中止した放送局は皆無であった。昨年の金融庁による業務停止処分を受けてアイフルのテレビCM放送はようやく自粛されてきたところであった。しかしながら、民放各社においては、アイフルをはじめとするサラ金のテレビCMを垂れ流すことにより、高金利・多重債務被害の拡大・拡散に加担してきたことに対する反省が十分にはなされないままであった。そして今なお高金利多重債務問題が深刻なこの時期に早々とCMを再開したという民放各社の対応は、あまりに営利優先というべきものであり失望せざるをえない。

 アイフルは、今日もなお利息制限法に違反した貸付を行っており、また不動産担保ローンによる被害も未解決なままである。アイフルがコンプライアンスの確立を社会に誓うのであれば、まずは即刻違法な金利による貸付けを中止し、過払金は自主的に顧客に返還をするという措置をとるべきであるが、それが全くなされていない。それどころか、新しいテレビCMにおいても堂々と利息制限法に違反する金利が表示されているのである。

 周知の通り、先の臨時国会において貸金業法が改正され「グレーゾーン金利」は撤廃されることとなった。同法は現時点では施行はされていないものの既に国民に公布されている。そして我が国の深刻な高金利多重債務被害の解決のために、国を上げた取組みが今まさになされようとしている。

 このような世の中の流れがあるにも関わらず、なぜ今、民放各社において、こぞってアイフルのテレビCM放送を再開するのか。「28.835%」という違法金利を表示したCMをなぜ平然と放送できるのか。アイフルのCMは、違法な金利を示して顧客・視聴者を欺くものであって許されるものではない。民放各社においては、アイフルだけでなく違法金利を表示し続けるその他のサラ金のCMについても「放送しない」という決断をすべきであるが、とりわけ今般のアイフルのテレビCM放送再開は、国をあげての高金利引き下げ、多重債務問題解決への取り組みに逆行するものであって、マスコミに対する国民の信頼を著しく失墜させるものである。

 当対策会議は、アイフルの違法利息収受に加担する民放各社の対応に断固として抗議するものである。

以上