アイフル被害対策全国会議

 フィッチ・レーティングス 御中
(株)格付投資情報センター 御中

質 問 書
〜ライフ・ファンディング・カンパニー発行債権の格付について〜

2009年1月15日

アイフル被害対策全国会議
代 表 弁護士 河野  聡
事務局 弁護士 辰巳 裕規
神戸市中央区東川崎町1-3-3
神戸ハーバーランドセンタービル10階
神戸合同法律事務所内
TEL078-371-0171/Fax078-371-0175
URL:http://www.i-less.net

 私たちは、消費者金融大手アイフル株式会社の消費者被害事件に取り組む任意団体です。現在、アイフル子会社の信販会社である株式会社ライフに対する過払金返還訴訟等に取り組んでおります。

 ところで、ライフは平成12年6月に会社更生手続が開始され、アイフルがスポンサーとなり翌平成13年1月に更生計画認可決定がなされております。この更生手続においてはライフが保有していた個人向け金融債権を証券化する手法による資金調達が行われておりますが、その過程におきまして貴格付機関はケイマン諸島に設立された特別目的会社であるライフ・ファンディング・カンパニーが発行した2008年10月償還期日のシリーズ2001-1固定利付債及び変動利付債等について格付を行っております。

 そこで貴格付機関がライフ・ファンディング・カンパニーの債権の格付に関し下記のとおり御質問いたします。

  1. ライフの個人向け金融債権には利息制限法を超過する利率(いわゆるグレーゾーン金利)による貸金債権(キャッシング)が含まれていることを認識していましたか。
  2. ライフ・ファンディング・カンパニーの債権の格付にあたって、確立された最高裁判所判例法理のもと利息制限法に基づく充当計算を行えば約定債権額が減少あるいは消滅すること、更には過払金が発生する場合があることを認識されていましたか。
  3. 貴格付機関における格付にあたっては、上記1.2は織り込まれていますか。織り込まれている場合には、その内容を明らかにして下さい。織り込んでいない場合には格付を見直す考えはございますか。
  4. ライフの貸金債権の中には利息制限法によれば残債務が減少さらには消滅し過払いとなっているものも多数ございます。法的に存在しないはずの債権を資産として計上し、名目上の約定残債権額があたかも存在することを前提に証券化がなされたことについて債券市場に参加する投資家の判断を誤らせることにならないのか貴社の御見解を御教示ください。

 御多忙のところ恐縮ですが、本書面到達後2週間以内に御回答頂きたく存じ上げます。なお、この質問書あるいは貴社からの回答の有無及び内容はホームページ等により公開させて頂きますので予め御承知おきください。

以上よろしくお願い申し上げます。